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- 2022.09.16 マガジン
〇 人気上昇中!話題の素材「珪藻土」ってどんなもの?
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近年、時代やライフスタイルの変遷によって、お客様のニーズも変わってきたことから、ノベルティ・販促品はかなり多様化しています。
かつては手ぬぐい(タオル)をはじめ、カレンダー、ポケットティッシュ、ボールペン、メモ帳といった生活雑貨や文房具が主流でしたが、今は種類豊富なアイテムが登場。
これに伴い、ノベルティ・販促品には様ざまな素材が使われるようになりました。
また、今話題のSDGSの影響もあり、環境に配慮した材料を使用してのノベルティ作成に力を入れるお客様も少なくありません。
そんなお客様へご提案するときに、素材の性質や特性を知っておくと、製作意図に合った商品選択がしやすくなるのではないでしょうか。
コースター王国の「珪藻土コースター」も、注目の素材「珪藻土」を採用した人気商品!
「吸水性に優れ、表面はサラサラな状態を保つ」便利グッズとして知られていますが、使われている「珪藻土」について、そもそもそれってなんですか?と聞かれたとき、水を吸収する石…くらいの認知度ではないかと思います。
そこで今回は、話題の「珪藻土」にスポットをあててみました!
目次
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現在、販促品・ノベルティには、数えきれない種類の素材が使われていますが、その始まりは「引き札」=紙だとされています。
引き札とは、今でいう広告やちらし(印刷物)のことです。
江戸時代初期(元禄期:1688~1704年頃)、越後屋呉服店(現「三越」。伊勢商人・三井高利(元和8年 (1622年)~元禄7年 (1694年))が創業。
高利は三井財閥の祖)が、お店の宣伝のために配ったのが最初だといわれています。
また、引き札に暦を印刷した「引札暦(現在のカレンダー)」も登場し、お得意様などに配布していたそうです。
なお、店名を入れた宣伝用のうちわや扇子も作られていたといいます。
こんなに昔の話なのに、今の販促品作りとほとんど同じことをしていたんですね。同じく江戸時代には、歌舞伎役者や相撲取り、落語家といった人たちが、自分の名前や家紋の入った手ぬぐい(=布)を、お年賀としてご贔屓のお客さまに届けていました。お年賀の習慣は一般にも広がり、手ぬぐい(タオル類を含む)は、現在、販促品・ノベルティとしても使われています。
水を拭う、ものを包む、首に巻くと多彩に使える手ぬぐい、日や六曜・雑歴を知る暦、涼を運ぶうちわ・扇子は、当時の生活に必要なものでした。このように初期の販促品・ノベルティは、紙や布など身近な素材によって作られた、暮らしに役に立つ商品だったといえるでしょう。
販促品・ノベルティの種類は、今や百花繚乱。
防災衛生セットや観葉植物など、「こんなものまで?」と驚くような商品も扱われています。その一方、基本は定番なのですが、素材を変更したことで、「使い勝手がよくなる」「利用の幅が広がる」商品もあります。
「珪藻土コースター」は、そんなアイテムのひとつだといえます。
コースターの材料といえば「紙」や「布」、「コルク」をイメージすると思いますが、昨今は珪藻土を用いたものが人気。
その理由は、珪藻土の持つ「吸水性」によるところが大きいようです。というのも、コースターは、コーヒーや紅茶、ビールといった冷たい飲み物の入った容器を置くため、水分がつきもの。たとえば紙製コースターの場合、防水していてもくたくたになり、ほとんどが使い捨てです。布やコルクは紙より強度はありますが、それほど長持ちしません。
これに対して「珪藻土」のコースターは、水分を吸水しても表面はさらさら。
使用後に乾燥させれば、繰り返し使うことが可能で、この特性を生かし、コースターをはじめ、バスマットやドライングボード(キッチンなどで使う水切り)、建築材などにも採用されています。
また、色や形状が選べ、必要なロゴやイラストを施すことができるため、販促品・ノベルティには最適な素材です。
「珪藻土」とは、「珪藻」という藻類(植物プランクトン)が大量に繁殖、死滅した後に海底や湖底に沈積し、永い年月を経て化石化したものです。
珪藻には10万種以上の種類があり、世界中の海や河川をはじめ、湖沼、水田ほか、様ざまな水の中に生息。河川や湖の多い日本も同様で、各地で豊富な珪藻土が産出されています。
珪藻土の大きな特徴は「多孔質」であるという点です。
多孔質とは、小さなあな(孔)が無数に空いている状態のことで、水や空気を吸着したり、通過させたりできるといった性質を持っています。
この優れた吸着性・呼吸性に加え、熱絶縁性・耐火性も有しているため、珪藻土には保湿・断熱・調湿・脱臭といった機能が期待でき、古代からあらゆる用途に使用されてきました。
たとえば古代ギリシャ時代は研磨剤や軽量レンガとして、日本でも七輪、家の壁(土壁)といった建材などに活用。
また、「食べられる土」としても知られていたようで、江戸時代のアイヌ民族は食用として使っていたそうです。また、東北地方で起こった飢饉の時などは、そば粉に混ぜて食べたといいます。
近年は、先述したバスマットやドライングボード、建築材に加え、歯ブラシスタンドや水筒の乾燥材、靴の脱臭剤ほか、用途はさらに拡大。
また、ビールやワイン、清酒、醤油、砂糖製造時の濾過材(濾過の際に用いられる多孔性の材料)、農薬、不燃ボード、塗料等の充填増量剤としても優れています
「珪藻土」は、植物プランクトンの一種が化石化した泥土であり、基本的に自然界が生み出した素材です。食用されていたことも含め、環境(地球)や動物・人に優しい商品作りに役立つといっても過言ではないでしょう。
また、「珪藻土」を用いた各種商品は、世界が抱えている課題(環境・エネルギー問題など)を解消し、より良い世の中を目指すための目標「SDGs(サステナブル・ディベロプメント・ゴールズ。Sustainable Development Goalsの略)」実現を踏まえてのサスティナブル活動促進への貢献も期待できます。
たとえば「珪藻土コースター」は乾燥させれば何度も使えますし、汚れても表面をやすりでこすればきれいになることに加え、吸水性も復活します。ですから「飲み物がこぼれて汚れた」「ちょっとキズが付いた」としても、新たに買い替える必要がありません。
繰り返し使用することのできる「珪藻土コースター」は、「SDGs」に即した販促品・ノベルティだといえます。オリジナル印刷や加工も可能ですから、ぜひお気軽にお問い合わせください。
▼エコなノベルティ「珪藻土コースター」はこちら
・丸型
https://www.coaster-original.com/item/index.php?item_id=6&type_id=1&class_id=1
・四角型
https://www.coaster-original.com/item/index.php?item_id=6&type_id=1&class_id=2
▼「珪藻土コースター」はここから
https://www.coaster-original.com/item/price.php?item_id=6&type_id=1&class_id=1&print_id=1
▼「オリジナルコースター」のラインナップはここからどうぞ
https://www.coaster-original.com/
ノーベル賞の提供者として知られるアルフレッド・ノーベル(1833~1896年)は、ダイナマイトの開発でも有名です。
1866年、ノーベルは、黒色火薬に比べて威力が格段に強く、わずかな刺激で爆発する「ニトログリセリン」を珪藻土に吸収させ、安全に使用できる「珪藻土ダイナマイト」を発明しました。
これを契機に、珪藻土は工業的に利用されるようになり、現在は濾過助剤として食品工業をはじめ、数多くの産業で使われています。
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店長:佐藤 智裕
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